[PR]
2025/05/01(Thu)20:58
一通り世界史の勉強を終えた浪人生を対象にゴロやまとめでライバルに差をつけられる知識を蓄えよう! という目的で管理人のやる気のある限り更新。
2025/05/01(Thu)20:58
2006/12/14(Thu)23:50
使う単語
サータヴァーハナ朝
ベドウィン
ヒジャーズ地方
メッカ
メディナ
クライシュ族
ムハンマド
カーバ神殿
ユダヤ教
キリスト教
アッラー
ウラマー
ヒジュラ
622年
630年
ウンマ
ジンミー
632
正統カリフ時代
アラビア半島では、1世紀から6世紀にかけて、ベドウィン族と呼ばれるセム系のアラブ人が隊商を行っていた。サータヴァーハナ朝との中継貿易で栄えていた。イエメンでは、アラビア半島で珍しく農耕が可能であり、サバー王国といった古代王朝が成立した。
6世紀になり、ビザンツ帝国とササン朝の抗争が起こり、メッカやメディナといったヒジャーズ地方が新しい貿易路として発達した。これによって商業貴族が富を独占し始めた。なかでも裕福だったのがクライシュ族である。メッカを支配していたクライシュ族であるが、メッカにあったカーバ神殿は多神教の神殿であった。
クライシュ族のハーシム家に生まれたムハンマドは、お告げを受け、預言者としてイスラム教を創始した。イスラム教はアッラーを唯一神とする一神教で、同じく一神教のユダヤ教やキリスト教から大きな影響を受けている。後に、ユダヤ教徒やキリスト教徒は啓典の民として尊重されている。
アッラーの前では人は皆平等であり、その思想のため僧侶がいないのが特徴である。そのため、イスラム教の神学者は僧侶でなく、ウラマーと呼ばれる人たちとなった。
622年、メッカで迫害をうけていたクライシュ族による迫害を受けていたムハンマドは、メディナへ逃亡し、ここで再起を図った。これをヒジュラ(聖遷)という。
630年、再びメッカに押し入り征服、カーバ神殿に入ると偶像を悉く壊した。これはイスラム教の偶像崇拝禁止という掟があるからである。
このとき組織したのがウンマと呼ばれるものである。イスラム教徒の共同体のことである。
632年、ムハンマドが死去すると、正統カリフ時代が始まる。
No.2|世界史|Comment(0)|Trackback()
URL :